

現在、日本では「性行為」を表す言葉として、「エッチ」と「セックス」というふたつの言葉が使われているが、
このふたつの言葉にはいったいどんな違いがあるのだろう?
日本で「エッチ」という言葉が使われ始めたのは、
ちょうど若者の奔放過ぎる性意識が危惧されはじめた時期と重なる。
「性行為」を表す言葉として「エッチ」という言葉が使われ始めた背景には
そういった社会状況がある。
「セックス」を辞書で調べると、「性の交わりを求める欲望。性愛。また、性交。」とある。
つまり「セックス」とは、性行為そのものだけでなく、性交したいという欲望やプロセスまでをも含むということになる。


それに対して「エッチ」は一般的に性行為そのものを表すことが多い。
また、若者の奔放な性意識を背景に流行したという事情もあって、
「セックス」よりも刹那的で一過性の性行為を指し示すことが多い。
また、「エッチ」が「性行為」を表す言葉として使われる以前は、
「いやらしい」という意味で広く使われていたにもかかわらず敢えて使用していることから、
「エッチ」は「性行為」そのものを
娯楽のようなものとして見立てている可能性がある。

総合すると、普段「セックス」という言葉を使う人は、
「性行為」を単なる欲望のはけ口ではなく、
「性行為」に至るまでのプロセスや「性行為」後の余韻までをも楽しめる人である。
「エッチ」という言葉を使う人は、
性に対して開放的になった時代文化の影響を強く受けていることから、
過去に一過性の性行為を体験したことがある人が多いと考えられる。
また、「性行為」をある種のエンターティメントとして捉えている人も
少なからずいる。

http://womanh.web.fc2.com/himitu_059.htm








